地元民の憩いのカフェ
天草市の中心エリアである本渡から車で約15分のところに「小豆(こまめ)カフェ」はあります。
県外からの方は道が分かりにくいと思うので必ずナビをして向かってくださいね。
田園風景が広がる中で一軒のお家があります。
普通の家のようですがこれが噂の「小豆カフェ」なんです。
看板も小さくて田んぼの中に佇むお店のため、隠れ家のような秘密基地のような雰囲気が漂っています♪
築70年の古民家は木のぬくもりを感じられ、店内は光が差し込んで明るく暖かみがあります。
天井も高いので広々とした空間。
テーブル席も間隔が広く隣を気にせずおしゃべりができますよ~。
ランチの時間帯は人が多く混雑するからいつも少し時間をづらして来店しています。
それでも子連れの親子や女性の方たちで賑わっています(笑)。
お手洗いにはおむつ替えスペースもあって、ママたちの間で重宝されています。
オーナーの奥様はこのカフェを作ったとき、ちょうど小さい子どもを育てていて必ずトイレにおむつ替えスペースを設置しようと心に決めていたらしい。
ローテーブルもあるので小さな子どもも安心して食事ができます☆
とても使い勝手がよくて人が集まってくるのも納得のカフェ。
お店に入ったら靴を脱いであがってくださいね!
ご主人が天草に魅了され、夫婦でカフェをオープン‼
兵庫県出身のご主人と天草出身の奥様はとても親切で丁寧な話し方をされる素敵なご夫婦。
最初はご主人が仕事を辞めて、第一次産業をするために熊本県に来られたみたいです。
そこで奥様と出逢い、天草市内にある奥様の実家に行く度にご主人は天草での生活を望むようになったのだとか。
ちょうどタイミングよく空き家バンクでこのお家を見つけ、カフェ兼自宅に見事にセルフリノベーションされました。
どうしたらこんな素敵にセルフリノベーションができるのだろうか…?
もともと熊本市内の人気カフェで働かれていた奥様が料理とスイーツを担当されています。
こだわりの詰まったメニューはどれも優しさが感じられるお料理ばかり♪
あと手洗い場はペーパータオルではなく、おばあちゃんの家からもらった布やタオルを縫ってハンカチを設置されています。
ゴミも増えないしオシャレだし一石二鳥‼
カフェの裏ではニワトリとミツバチを飼育☆
小豆カフェに特におすすめの季節は3月ごろ。
カフェの周りの田んぼでは早期米を育てていて3月には田んぼに水がはられます。
その水面に山が映って本当にキレイ!
その後も植えられた田んぼ一面が緑になって、素敵な風景を眺められますよ。
そして、少し早い春の訪れを田園風景から感じとることが出来ます。
なんとカフェの裏ではニワトリとミツバチを飼っていて、耳をすませばニワトリの鳴き声が聞こえてきます(笑)
ニワトリが産んだ卵は、ご自宅で食べ盛りのお子さんたちのご飯になるそう。
ミツバチたちが集めてくれた蜂蜜は売り物として店頭で販売されています☆
自給自足の生活に近付けるように飼育しているんですって。
天草へ移住されてからは庭の手入れを楽しまれたり、地元の行事に積極的に参加し地域の方との交流を深めてきたご夫婦。
子どもたちと思いっきり遊んだり近所をお散歩したり、移住前では忙しくてできなかったことができるように。
第二の人生として天草を拠点にカフェをオープンされ、自然に囲まれ人と人とのつながりを大切にされながら毎日を丁寧に生きてらっしゃるご夫婦…。
めちゃくちゃ憧れます。
身体に優しいこだわりの料理とスイーツ
さて!十八番のランチをいただきます。
このお店の人気メニューでもある「チキンフリカッセ」。
フリカッセってご存知でしょうか?
私は小豆カフェで初めて食べて知りました。
フリカッセとはフランス家庭料理の名称で、生クリームなどの乳製品で具材を柔らかく煮る料理。
少しクリームシチューと似ています。
もともとは寒い時期にしか作っていなかったらしいのですがお客さんからのリクエストが多く、定番メニューになったそう!
ぜひ一度食べてみてください。
ローリエやタイムの香りがさらに美味しさを引き立たせています。
そして、Bセットをオーダーしたのでドリンクとケーキもついてきました♪
米粉のガトーショコラはしっとりとしていてちょうどいい甘さがとっても美味です。
いつもケーキは米粉のガトーショコラとキャラメルナッツタルトの二択なんです。
いつ来ても5~6種類のケーキがショーケースに並んでいます。
ケーキはお持ち帰りもできますよ☆
お店のこだわりとして、白糖ではなくキビ砂糖を使って軽い仕上がりになるようにしているんですって!
ランチを食べた後もペロッと食べることが出来ますよ。
一推しはこのケーキと一緒に、地元河浦にある「きらきら珈琲さん」のコーヒーをテイクアウトしていただくことです!
気負わずいつも自然体で
営業中はいつも賑わっている「小豆カフェ」。
お客さんの層は仕事中の男性から子ども連れのファミリー、ご年配の方まで幅広い世代がほっこりされにここへ訪れます。
ご夫婦の古い友人も度々来店されるみたいで、二人の人柄の良さが人を惹きつけるといつも思います。
年末など長いお休みの時期は、帰省中の若者たちも多く訪れるそう。
入口にある雑貨コーナーには天草の塩やお茶、アクセサリー類も販売されています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
また、お庭には立派なレモンの木がありたくさんの実がなっていましたよ!鮮やかな黄色がとっても綺麗でずっしり重そうなレモン。
地元の天草陶磁器のカップやプレートはさらに料理の美味しさを引き出してくれて、見た目も楽しめます。
ちょっとした工夫や居心地の良さを追求したカフェだからこそ地元の人に愛されているのだろうと感じます。
ぜひ天草市を訪れた際は田園風景をドライブがてら「小豆カフェ」を訪れてみては?
名称 |
小豆カフェ(komamecafe) |
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所在地 |
〒863-0103 |
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