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ヒノキが教えてくれた、癒しの香りと天草の無限の可能性「木のかおり製造所」

2023.02.17

※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご了承ください。

#天草ヒノキ #木のかおり製造所 #本町 #美容・雑貨

こんにちは!アマカラ編集部の荒木です!

「木のかおり製造所」は、天草市本町の山の中にひっそりとあります。

天草は島の面積の半分以上を占める森があり、その大半はヒノキ。
ゆっくりと時間をかけて育つ天草ヒノキは年輪が細やかで丈夫な木として知られています。

そんな天草産ヒノキを使用したエッセンシャルオイルやルームスプレーは、優しいかおりと森林浴のようなリラックス効果が人気の今注目の商品です。

さらに、クマモトメイド認定商品に選ばれたり、アパレルブランドのアーバンリサーチでの商品の取り扱いも!

今回、「木のかおり製造所」の松坂和幸氏にインタビューをおこないました
商品やパッケージのこだわり、今後の課題などについてお伺いしました!

「木のかおり製造所」の松坂和幸氏にインタビュー

関連商品

天草の資源である「ヒノキ」で地方創生に役立てたい。

ヒノキ

―なぜこの仕事を始めたのですか?

もともと私の家業が林業なんですよ。
そこからヒノキの精油に興味を持ち始めて、地元の会社を定年退職してから「木のかおり製造所」を始めました。

家業を手伝った際に植えたヒノキのことが頭から離れなくて。
その木をそのままにせず何か活用できないか?と考えていました。

天草には豊富な自然があり地域資源がありますよね。その資源を使って地方創生に役立てることができないかと思い、ヒノキで精油ができるということを知りチャレンジしようと決めました。

 

―林業が家業だったのですね!

そうですね。
家業を手伝うために、高校卒業後に就職した県外の会社を辞めて地元に帰ってきたのですが…。
今後の林業はさらに厳しくなるという両親の薦めもあり、地元の会社で再就職しました。

林業経営の実情は厳しいです。

 

ヒノキ

―仕事をしていて嬉しいことは何ですか?

いつも楽しいですよ。
特に、自分が作ったものが喜ばれたときや天草にもこんなものがあるんだと思ってもらえた時。

多くの人に知ってもらうために、インスタグラムを活用してヒノキに関する情報発信をしています。
そのおかげでインスタをきっかけに商品を知ってくれる方も増えてきました。

わざわざ京都から天草までご家族でいらっしゃった方もいるんですよ。
病気を機にアロマに興味を持たれたそうで、アロマセラピーで身体的&精神的症状の改善を図っていたそうです。

私の商品がそのように役立てられていると知って本当に嬉しかったです。

 

仕事のこだわりや工夫

―仕事のこだわりや工夫していることはありますか?

仕事で辛いことは好きなことをしているのでないのですが、こだわりが強いので本当に手間暇かけて精油を作っています。

まず、“新月伐採”にこだわっています。
新月に切った木は「燃えにくい」「虫がつかない」「腐らない」という古い言い伝えがあり、あの法隆寺も新月伐採の木を使用しているんですよ。

そしてここの山の中にある百貫様(百貫の滝)の石清水で蒸留しています。

百貫様の下には金色の鳥が眠っていて、大晦日の夜更けに出てきて水浴びをすると言い伝えられています。
その水を飲むと長寿を保つことができるということで地元では有名なパワースポットです。

百貫様のわきに流れる水を使用して6時間蒸留しています。

百貫様のわきに流れる水を使用して6時間蒸留しています。
そうすることで100%天然の精油が材料の1%程度抽出できます。
これをさらに3カ月以上寝かせて完成です。

添加物や化学物質を一切使用していない自慢のエッセンシャルオイルです。
人にも環境にもやさしい天然精油ですよ~。

※百貫様…百貫石と呼ばれる巨石のこと

 

イベントの様子

― 今後の課題はありますか?

せっかく良い商品(天草ヒノキエッセンシャルオイルやルームスプレー)を作っても、認知度が低いことが課題です。

まず、多くの人に知っていただく必要があると強く感じています。
そのためにイベント出店などで積極的に露出を増やし、販路の拡大に繋げていきたいですね。

直接香りを嗅ぐと良さを感じてもらいやすいのですが、ネット販売ではなかなか香りを伝えることが難しい…。
少しずつアロマの認知度は高まっていますが、セルフケアに役立てている人はまだまだ少数なのかなと思います。

あとは後継者の問題。

残念ながら天草では人口減少が進んでいます。若い人たちに集まってもらうためには、新たな雇用を生み出すことが重要だと思います。

天草ヒノキや林業に興味を持ってもらって、地域資源を最大限有効活用することで生計が立てられるようになるのだと知ってもらいたい。
私は葉っぱにも付加価値をつけたいと思って葉枝を使用して精油作りをしています。

木材にも多くの人に興味、関心を持ってもらい木自体の価値が高まればとても嬉しいです。

 

 

おしゃれなパッケージ

― パッケージもとてもおしゃれですね!

ありがとうございます。
トップアワードアジアというパッケージの賞をいただきました。
私にはよく分かりませんが、ネットショップとかSNSで見てもらったのでしょう。

当初は手作りのラベルを貼ってビニール袋に入れて販売していて…不評だったのでプロのデザイン会社に依頼しました(笑)

関連商品

 

天草ヒノキ・ アウトドア スプレー 50㎖ 「with NATURE」

― 今後作っていきたい商品などありますか?

あります。
蒸留する時にできるハーブウォーターを活用して、業務用の消臭剤(リネンウォーター)を商品化したいです。
ルームスプレーやアウトドアスプレーは商品化していて、部屋の空気中に適量をスプレーするだけで清々しく気分転換になります。
それを応用してリネンスプレーも作りたいですね。

「木のかおり製造所」を取材して・・・

たくさんの資格を持たれている松本さん

松坂さんはとにかく興味を持ったことにとことん納得するまで追及される方だと感じました。
とにかく資格をはじめ、知識を増やしてお客様に伝えようという努力が印象に残っています。

・公益社団法人 日本アロマ環境協会認定環境カオリスタ
・公益社団法人 日本アロマ環境協会認定アロマテラピー検定2級

そしてその効果が認められ、数々の賞を受賞。
がむしゃらに進んできたとはおっしゃっていましたが、ほんとにすごい。

・クマモトメイド認定
・天草謹製認定
・パッケージ:トップアワードアジア2020受賞
・アミュプラザくまもとオープン記念品
・アパレルブランド アーバンリサーチでの取り扱い

百貫様の石清水を使った蒸留や新月伐採のヒノキにこだわる他に、精油の成分分析まで行うこだわりぶり。

これはヒノキや精油についての知識が精通していないとできません。
精油の作用を理解していて効率的に製造していると感じました。

そして、精油を採る際にできるハーブウォーターの消臭試験も専門機関にて行われているそうです。
使用する素材から水、商品分析に至るまで徹底的にこだわった松坂さんの商品は、非常に信頼できる心地いいものでした

また、天草愛にあふれた方でもありました。
天草ヒノキを守ることで豊かな海を守ることに繋がり、天草の山林で育つヒノキを将来につなげたいとも語ってくれました。

天草ヒノキの半月型のディフューザー

個人的に、天草ヒノキのディフューザーが半月のフォルムが珍しくてオブジェとしてもとても可愛い!と思いました。
気になる方は、インスタグラムやネットショップでチェックしてみてくださいね!

補足:奇跡の島、日本列島

奇跡の島、日本列島

日本列島は奇跡の島といわれています。
日本は北緯20~46度に位置しており、アラビア半島・ゴビ砂漠・サハラ砂漠 の乾燥地帯も続いています。

緯度からすると乾燥地帯でもおかしくない日本列島は、冬場はアジア大陸からの偏西風と夏場は太平洋からの太平洋高気圧により寒暖の差が生まれ、四季がはっきりしています。
これにより豊かな水が生まれ、緑を育む環境が整い、国土の67%、2/3が森林となっています。

海外からは、きれいな日本の景色を鑑賞される旅行客が多いです。

私たち日本人にとって水道水は、蛇口をひねれば当たり前に飲めるものという認識です。

しかしこれはかなり珍しい例で、(天草にイルカが自然に生息するのと同じことです。)世界では水道水をまともに口にできるのは15か国しかありません。

日本の森から、天草の森から生まれる豊かな水、日本と台湾にしか生息しないヒノキ、天草ヒノキの森を守ること。
この島々の命をつなぐことでもあるのです。 

名称

木のかおり製造所

所在地

〒863-0007
熊本県天草市本町本4677−6

WEBサイト

https://kinokaori.theshop.jp/

SNS

Instagram(@kinokaori.hinoki)

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