こんにちは!アマカラ編集部の荒木です!
世界遺産﨑津集落のすぐそにある「ケーキショップくろしお」には店主のこだわりが詰まった商品がずらりと並んでいます。
「ケーキショップくろしお」だからこそ提供できるものがここにはあります。
こちらのお店を一人できりもりしている店主の山下さんへインタビューをおこない、商品のこだわりや看板商品の紹介、今後の夢などについてお伺いしました!
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子どもたちに美味しさと笑顔を!
― “ケーキショップくろしお”をオープンしようと思ったきっかけは何でしょうか?
幼少期は母が手作りのおやつをよく作ってくれていたんですよ。
少し大きくなり自分でも作ってみたい!と思うようになって、ケーキやドーナツなどを自宅で作るようになりましたね。
そして、いつからか将来の夢はケーキ屋さんをオープンすることになりました。
しかも地元の天草﨑津で、大好きな家族のいる実家でお店を出そうと決めました。
― 自分のお店を持つ前はどのようなお仕事をしていましたか?
熊本市内にある老舗珈琲店「岡田珈琲」で製造として3年間働いた後、京都の専門学校へ1年通いました。
卒業後は洋菓子の街である神戸でおよそ5年間修業を積みました。
そして念願の「ケーキショップくろしお」を天草﨑津の実家でオープンさせました。
今年で15年目になりますね。
― 仕事のやりがいはなんでしょうか?
やはり、「美味しい!」とお客様に言っていただいたときですね。
地元の子どもたちがお小遣いで買えるように100円のシュークリームを作っています。
たくさんの子どもたちに食べてほしいので手ごろな価格で提供するようにしています。
美味しいと言ってもらったときは本当に嬉しいです。
― 仕事のこだわりや工夫していることはありますか?
商品には4つのこだわりがあります。
・季節の旬のものを使うこと
・できるだけ地元の素材を使うこと
・自分が実際に見て食べて納得した素材を使うこと
・加工品はなるべく使わないこと
また、デコレーションケーキの依頼をいただいた時はお客様の好みできるだけヒアリングしてから作成しています。
お店の看板商品のひとつ「ロザリオの塩クッキー」は、一口サイズにこだわり材料は素材の味を大切にしたくてシンプルにしています。
クッキーって一口では食べづらくて、噛むとポロポロと崩れてこぼれてしまいますよね。
子どもから高齢者までみんなで一緒に食べてほしくて一口サイズにしました。
この人気のクッキーのひみつは、「ほんのり感じる塩のしょっぱさです。
そして、素材をいかしたサクサク食感とバターの風味など、絶妙のバランスでクッキーを作りました!
「紅茶パウンドケーキ」は以前、天草産紅茶の「ロザリオの夢」という和紅茶を初めて飲んだときに衝撃を受けたときを思い出して開発しました。
この和紅茶でパウンドケーキを作ったら絶対美味しいに違いないと職人の血が騒ぎましたよ(笑)
いざ調理したら味のバランスが難しく、試行錯誤の末、この風味を生かした「天草和紅茶ロザリオの夢を使った紅茶のパウンドケーキ」が誕生しました。
偶然にも仕事の企画でこの和紅茶を飲んだことがきっかけで生まれた「紅茶パウンドケーキ」をぜひ多くの人に食べていただきたいですね。
現在、常時展開しているのでいつでもお買い求めいただけます。
和紅茶の生産者である柄本製茶工場の方々にも食べていただき美味しいと喜んでいただきました!
その後「紅茶のブリュレ」も開発し、店頭に並んでいますよ。こちらもおかげさまで好評で、次なる新製品の声も多くいただいております。
店主の山下さんは常に食べる人のことを考えている職人気質
― 仕事の悩みや大変なところ
それが好きなことをしているので全くありません(笑)
毎日、幸せを噛みしめてお店をやっています!
強いて言えば、もっと地域に貢献できるようになれるといいなと思っています。
地域や町内のイベント事には積極的に出店するようにしていて、先日は敬老会の景品のお菓子を制作させていただきました。
自分の生まれ育った地域に貢献できることは素直に嬉しいです。
今後もできる限り協力していきたいです。
―今後の夢などありますか?
細く長くお店を続けていきたいですね。
自分自身が他人に任せられない性格なので、一人で手の届く範囲で…。
―好きな言葉を教えてください。
楽しくぼちぼち!
― 最後に一言お願いいたします。
看板犬「うめ」と「たけ」がお出迎えいたします。
地元に愛されるケーキ屋さんを目指し、これからもスイーツでみなさんを笑顔にしていきます。
べやすい一口サイズのクッキーや気軽に食べられるカップ入りケーキ、などお土産にも最適です。
「ケーキショップくろしお」でお待ちしております!
「ケーキショップくろしお」を取材して・・・
山下さんは家族愛・地元愛が強くとても温かい方でした。
最初は少し緊張していたのか表情も固かったのですが、お話ししていくうちに笑顔に。
ニコニコした笑顔が印象的で、こちらも自然と笑顔になりました。
ものづくりにおいても様々なこだわりが垣間見えましたが、一番は“食べる人のことを考えて商品を作っている”ところ。
「子どもがお小遣いで買えるような商品」や「老若男女問わず一緒に食べられる商品」、「歩きながらでも気軽に食べられる商品」など常に私たち消費者のことを考えている山下さん。
女性ならではの細やかな気遣いを感じましたし、好きなことを仕事にして毎日充実している様子はとても素敵でした。
名称 |
cakeshop KUROSHIO |
---|---|
所在地 |
〒863-1204 |
電話番号 |
0969-79-0223 |
営業時間 |
10:00〜20:00(不定休) |
その他 |
持ち帰りのみ ※イートインなし |