こんにちは!
あまから編集部の荒木です。
今回ご紹介する「天草生うに本舗 丸健水産」さんは熊本市内からおよそ100km。
2時間ほどの道のりの天草下島にあります。
天草五橋をすべて渡り、大小いくつもの島を渡って下島に入ったら、海沿いの国道324号線をひたすら走ります。
国道から少し外れた道路沿いに見えます!
オレンジ色の建物が「丸健水産」さんです。
イルカウォッチングセンターと併設されていて、イルカウォッチングとセットにすると、お食事がさらにお得に食べられます♪
株式会社丸健水産で取締役をされている野崎聖史さんに創業からの歴史や自慢の商品、今後の展望などいろんなお話を伺うことができましたのでご紹介いたします。
創業は明治時代!するめいかの製造から始まった
(荒木)丸健水産という屋号を使うようになってからは約55年程とのことですが、創業について教えてください。
丸健水産は、明治23年にするめいか製造から始まりました。
その後、天然わかめの産地買付と製造業にも手を広げ、昭和35年には合資会社「野崎海産」を設立しました。
天草うにを中心に、海藻や高級活魚などを取り扱ってきました。
昭和44年には「野崎うに本舗」としてリニューアルし、その後、屋号を「丸健水産」へと変更し、今に至ります。
一目でわかる 丸健水産年表
明治23年 初代 野﨑種松がするめいか製造を開始しました。
昭和17年 3代目 野﨑純夫が天然わかめの産地買付と製造業を開始。
昭和35年合資会社「野崎海産」を設立し、うに・海藻・高級活魚などを中心とする天草うに総発売元。
昭和44年「野崎うに本舗」としてリニューアル。その後、百貨店などへの出店や物産展への参加
昭和55年 屋号を「丸健水産」へ変更し数年後に株式会社 丸健水産を設立
平成3年 元祖イルカウォッチングを開始。レストランも始める。
その後、たびたびテレビの取材を受けたり、数々の賞を受賞したりと知名度が広がっています。
満天青空レストランで放送され一気に知名度アップ!
全国からの取り寄せが多く大人気の「うにからすみ」
-テレビの取材を受けたり、賞を受賞した丸健水産の代表的な商品について教えてください。
全国のお客さまからもお取り寄せが多い商品に「うにからすみ」というものがあります。
今の社長(である野崎聖史さんのお父様)は、からすみがデリケートで作る工程でやぶけることがあるため、それを解決する方法を模索していました。
そこで、うにとからすみを混ぜてみることになり、それが商品化のきっかけとなりました。
うにからすみは、瓶詰めもありますが、贈答用として人気なのは「たらい型」のパッケージのタイプです。
これは昔は「たらい船」に乗って漁に出ていたことからこの形になりました。
うにからすみは、日本テレビの満天青空レストランで放送されたことをきっかけに、多くの皆様に知られるようになりました。
さらに、全国水産加工展入賞、熊本県優良商品入賞などの賞もいただいています。
全国に向けて、天草が自信を持って発信する、極上の天草の〝証〞である、天草謹製認定商品でもあります。
うにの漁獲量が少なくなってきているのですが、なるべく天草近海のものを使うように日々努力しています。
おすすめ商品
お酒にも合う、うにの甘みが凝縮された「塩ウニ」
-塩ウニも大人気ですよね!
はい、「塩ウニ」も人気商品の一つです。
生うにももちろん美味しいのですが、なかなか現地以外で新鮮なものを食べるのは難しいです。
塩ウニは日持ちもして、味が凝縮されており、うにの甘みより味わうことができる商品です。
以前は塩うにの塩分濃度を5%と3%両方つくっていたのですが、3%という低塩熟成させて仕上げることでうにの甘味を最大限引き出しています。
保存が効いて、お酒にも合う塩うにのほうが好き!という塩ウニ派の方も多いです。
おすすめ商品
天草土産にぴったりな商品を店頭と通販でたくさん取り扱っています🎵
-その他おすすめの商品はありますか?
いろんな商品の物販も行っています。
生うに・塩うに・うにからすみ・うにコロッケなどのうにの加工品はもちろん、その他海産物加工品、天草土産のお菓子やイルカモチーフのお土産物など、いろんなものを取り扱っているので、食事の後や食事を待っている間に見て回るのもおすすめです。
※私が取材に伺ったときは丸健水産さんのすぐ近くの通詞島で作られた塩を使った「通詞島イルカ 塩サイダー」が目立っていました!
ほのかに感じる塩味で甘すぎずさっぱりとしたサイダーです。
その他鮮魚の発送も行っています。
天草魚介類詰合せ 旬の魚介類が5〜6種類入っています。
生うに・さざえ・あわび・車海老 それぞれ単品でやっているとこが多いんですが、その詰合せができるのが特徴です!
ウロコ・内臓取り・3枚おろしなどのご要望にも応じますので気軽に言ってください。
-私の実家でも丸健水産さんの魚介類詰合せを関東の親戚に送るのですが、毎回とっても喜ばれます!
目の前に広がる海を眺めながらお食事やBBQも楽しめる!
-丸健水産さんでは、レストランも運営されていますよね。テラス席の眺めも素敵ですね。
最近飲食スペースの一部をリニューアルしました。
海を楽しんでいただきたいという思いから、テラス席やBBQができる席をご用意しています。
波の音を聞きながら絶景と磯の香りも堪能しつつ、新鮮な海鮮グルメを味わうという贅沢な体験ができます。
気候がいい時はテラス席で食べるのもおすすめです。
-レストランで特におすすめのメニューはありますか?
レストランのメニューで特におすすめなのが「季節のウニ丼(吸物・小鉢付)3,300円」です。
これは、季節ごとに変わるうにを50gも使用した贅沢な丼で、うにを混ぜ込んだ特製うにめしの上にうにがたっぷりと乗っています。
器には高さがあり、うにめしもたっぷり入っていてボリュームたっぷりです!
器には天草陶石を使った高浜焼を使用しており、味だけでなく見た目にもこだわっています。
あまからスタッフ推薦!「ウニ丼」おすすめの食べ方☆
おすすめの食べ方は、まず何もかけずに食べ、生うにそのものの味わいを堪能します。
そのあとでテーブルに置いてある丼のたれ(ちょっと甘めのたれ)をかけて食べます。
うにめしがたっぷり入っているので、うにめしに小鉢でついているめかぶとろろをかけて食べるとバリエーション豊かに楽しむことができます。
お吸い物もシンプルなわかめのお吸い物ですが、わかめが肉厚でおいしいですよ!
また、天草は春にムラサキウニ漁が解禁になると毎年3月下旬あたりから5月まで天草市内の飲食店や宿泊施設で生うにが味わえますので春に天草を訪れる際は要チェックです!
イルカウォッチングと共に感じてほしい、通詞島の魅力
-丸健水産さんはイルカウォッチングもされていますがイルカウォッチングについて教えてください。
五和町二江は古くから漁師のまちとして栄え、素潜り漁(うに・あわび等)や一本釣り漁が盛んな地域です。
そのため、水産物を使用した料理が大変美味しく、昔ながらの風景や、都会では決して体験出来ない海の自然がそのまま残っています。
通常は、イルカセンターの桟橋から、観光客の皆さんが出航されていくのですが丸健水産が「通詞島」のすぐ近くにあるという立地的な好条件もあり、何より、天草で一番最初にイルカウォッチングを始めたその想いにもつながっています。
イルカウォッチングを始めた当初、船は「通詞島」から出航していました。
そのため、昔はイルカウォッチングにお越しになった方は、イルカウォッチングだけじゃなく「通詞島」も一緒にご堪能されていたんですね。
ところが今は、船の発着場所が移ってしまい、その機会がなくなりました。
せっかく天草の二江にいらっしゃったのに、島の宝100景にも選ばれた「通詞島」を見ないで帰られるのはもったいないです!
イルカウォッチングが終わって船から降りたら、次は通詞島を散策してほしいです。
天草島外に向けて、天草の魅力を発信していきたい
-最後に今後の展望についてと天草を訪れる方に一言お聞かせください。
大好きな天草をもっと活性化して、天草の良さを発信してもっといろんな人に天草を好きになってもらいたいです。
その為にできることは何かを考えています。
今後は雇用を増やして、新しい商品も開発して、天草島外向けにも天草の魅力を発信していきたいと思っています。
天草には美しい自然と美味しい海の幸があります。
ぜひ一度、この素晴らしい場所を訪れて、丸健水産のうにを含む海鮮を楽しんでいただきたいです。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
取材を終えて…
地元のマルシェに行くと必ずと言っていいほど出店されている丸健水産さん。
早めの時間は社長自ら販売をされていて、しばらくすると聖史さんご夫妻が。
家族みんなで協力し合って地元を盛り上げている素敵な企業です。
取材時も、ランチタイムをずらしたつもりが、お子様連れの外国の団体様、若いカップル、ご夫婦など次々とお客様が・・・。
これからも丸健水産さんにも期待大です!
天草にきて、絶景とともにおいしいお魚料理を楽しむなら、丸健水産さんははずせません。
名称 |
丸健水産 |
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所在地 |
熊本県天草市五和町二江4662-5 |
SNS |
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公式WEBサイト |
https://maruken.net/ |